【発想の転換】余裕を持った支援員になるには

知的障がい者への支援

こんにちは。宵です。

この記事では

  • 知的障がい者の施設で働いてるけど、利用者のことがわからない
  • 利用者の行動に振り回されて疲れてしまう

といった悩みを持つ方のために

現場でよくある状況とそれに対する『何からしたらいいか』をお伝えしていきます。

よくある課題1『自傷や他害を止めきれない』

自身の顔面や頭を握り拳で打ち付ける行動を取る利用者や、周囲にいる他利用者・または支援員に殴りかかってくる利用者がいて、止めようと思うものの力負けして止められない。

そんな体験をしたことはないでしょうか。

悲しいことに、現場ではよくある話の一つです。

勢いの強さに圧倒される支援員も多いですね。

もしそれらの行為や状況を改善したいと思うなら、観察するべきタイミングは『発生前』です。

行動がはじまってから止めるのではなく、行動が現れそうな予兆を捉えることで、防げる可能性は大きく増えます。

問題の『発生前の様子』を気にする癖をつけましょう。

よくある課題2『統一した支援、効果ある?』

『統一した支援を行うことが大事』という言葉を、先輩や上司たちは口にしていませんか。

どの支援員も同じサービスを提供することは、非常に大切です。

けれど当の利用者自身が同じ反応を返してくれないことも……。

『あの人が言ったことは聞くのに、私の声かけでは動いてくれない』という言葉を、昔自分も口にしたことがあります。先輩支援員の真似をしても、指示が通らなかったりしました。

ですがこれに関しても、考え方の糸口はあります。

【指示を聞いてほしい場面以外も、先輩や上司の接し方を真似る】です。

利用者にとって調子の悪い時だけではなく、良い時にも関わりを持つことで、徐々に状況は良くなっていくでしょう。

おわりに

ここまでの話は、これまで知的障がいの方と関わってこなかった人が、支援員になってすぐに驚いたりつまづきやすかったりする事に関してのものです。

大変なことも多いですが、せっかくの縁を大事にしてもらえればと思います。知れば知るほど面白くなってくるのが支援の世界ですが、残念ながら知識を深めるだけの余力が確保できない施設も多いでしょう。

このブログは『入職後に役立つ、知的障がい者支援のアレコレ』もしくは『先輩支援員が後輩支援員に教えていくこと』をメインに取り扱っていきます。

とはいえ、私の体験談を話すだけでは分かりづらいと思います。なので今後はテキストを活用しながら役立つ情報を発信できるようにしていきます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

【追記のあとがき】
本来ならば『知的障がい』『行動障がい』ではなく『知的障害』『行動障害』と書くべきなのでしょうが、記事内は極力前者を使わせていただいています。ただし引用の場合は引用元の表記をそのまま使用します。

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